Duolingoは、世界最高水準の教育を無料で提供することを目指しています。私たちは、楽しく取り組めるゲーム要素と、効果が実証された、効率的な学習法を組み合わせることで、目標達成がより容易になると考えています。昨年、Duolingoでは、初級コースを5ユニット分終えた学習者が、大学での語学講座を4学期分受講した学生と同程度の読解力・リスニング力を身につけていることを立証しました。また新たな調査によって、Duolingoメソッドは、初級のスピーキング能力の習得においても効果的であることがわかっています。
またDuolingoでは、初級だけでなく中級の学習者にも適したコースを提供しています。最新の調査では、Duolingo中級コースのちょうど半分にあたるユニット7を完了した学習者は、大学で5学期分の授業を受けた学生と同程度の読解力とリスニング力を身に着けていることがわかりました。
読解力とリスニング力の測定
私たちの新たな調査では、Duolingoのフランス語コースとスペイン語コースでユニット7を完了し、中級教材のちょうど半分まで終えた学習者の読解力とリスニング力を評価しました。各ユニットが想定する習熟度はヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)が定める国際基準に基づいており、ユニット7の完了時点であれば、学習者はA1とA2をすべて修了し、B1の半分までを終えていることになります。
言語能力を測定するために、私たちはユニット7を完了した直後のDuolingo学習者を対象に、統一テストを実施しました。学習者は世界中にいるため、調査の参加者のプロフィールも多様です。対象は、その言語についての事前知識がほとんど、またはまったくないと自己申告し、さらに他のアプリや授業、教材を併用していない学習者のみとしました。これによって、Duolingoだけで学習した場合に、どれだけ言語運用力が身に着くかを測ることができるわけです。この条件を満たしたDuolingo学習者340人が、全米外国語教育協会(ACTFL)の読解テストとリスニングテストを受けました。これは、記事の最後に参考文献として挙げたTschirnerによる研究(2016)で、アメリカの大学生が受験したのと同じテストです。この先行研究の結果をもとに、Duolingo学習者と大学生の読解・リスニングのスコアの比較を行いました。この手法により、これまでの従来型の学習環境を基準点として、Duolingo学習者の進歩を評価することができたのです。
中級学習者にとっても素晴らしい結果が!
私たちのこれまでの調査では、Duolingoの5ユニット分が、大学での4学期分と同レベルの言語運用能力を獲得できることがわかっていましたが、今回のDuolingo中級コンテンツに焦点を当てた調査によって、新たに次のことが明らかになりました。Duolingoで7ユニット分を完了した学習者は、ACTFLが定めた中級の基準を満たす読解力とリスニング力のスコアを有し、大学で5学期目を学んでいる学生と同程度の成績を収め、さらにスペイン語の読解とリスニング、そしてフランス語のリスニングでは、Duolingo学習者が大学生を上回る成績を出したのです。


デュオリンゴ学習者の読解力テストとリスニング力テストのスコアは、大学で5学期分の語学講座を終えた学生と同程度であり、ACTFLが定める中級レベル(評価4~6)の基準を満たしている。
Duolingoでは常にコースの改善に取り組んでおり、中級学習者に提供する学習コンテンツの質が十分に高いということを証明できて、私たちもとても嬉しいです。
語学の旅はどこまでも続く
Duolingoの使命は、世界最高の教育を開発し、それを誰もが利用できるようにすることです。これまでに、初級でのリーディング、リスニング、スピーキングをどれだけ効果的に教えられているかについての調査結果を公開してきましたが、このたびの調査では、中級の学習コンテンツも同様に有効であることが証明されました。これからも引き続き、私たちの効果的なメソッドを、すべてのコースに、より上級のレベルに、そしてあらゆる言語スキルに展開していくつもりです。最新の効果検証の研究やテストについては、duolingo.com/efficacyでぜひチェックしてみてください!
参考文献
Tschirner, E. (2016). 大学生のリスニングとリーディングの習熟度。Foreign Language Annals, 49, 201-223.