読者の皆さんの多くは英語の「interesting」という言葉をご存じのことでしょう。通常「面白い」「興味深い」といった意味で使われる形容詞ですが、この言葉にはかなり微妙な一面があります👀「interesting」の意味は実に様々で、この1つでまったく逆の意味を表すこともできます。たとえば「興味深い」「魅力的な」といったポジティブな意味で使うこともできれば、時には「ちょっと変わってるね...」「それってビミョー...」という感想を表したり、さらには「つまらない」をはっきりと言わずに伝えるのに使ったりもします。つまり、「interesting」という言葉では、自分の意図が明確に伝わらないリスクすらあるのです!
今回のブログでは、「interesting」のかわりに別の言葉を使って、あなたの真意をきっちりと伝える方法を紹介しましょう!
ポジティブな「interesting」の類義語
あなたが相手の言うこと(または書いてあること)に本当に興味をもっていることを表したいのであれば、「interesting」の他にも多くの選択肢があります。
たとえば「intriguing」には「好奇心をそそる」という意味があり、「This new recipe is intriguing, I think I will make it! (この新しいレシピは好奇心をそそるね、作ってみようかな!)」と言い換えることができます。
あるいは、「fascinating(魅惑的な/非常に面白い)」という言葉を使うのも良いでしょう!
また、人を笑わせたり、単に興味深いだけでなく楽しめるもの(または人)については「amusing」が便利で、「I find their podcasts to be so amusing.(彼らのポッドキャストはすごく面白いんだよ)」といった表現にぴったりです。
もしあなたが本の面白さについて解説したいのであれば、「compelling(思わず引き込まれる/説得力のある)」や、発音からして面白い「unputdownable(読むのを止められない)」という選択肢があります。「unputdownable(un-put-down-able)」という表現は英語の「can't put down」から来ており、つまりは面白くて読むのを止められない本について「This book is so good, I can't put it down(この本は面白すぎて(手から離して机に)置くことができない)」と表現しているわけです。
ネガティブな「interesting」の類義語
悪い意味で「interesting」を使うのは、たとえば誰かのくだらない噂話に対しとりあえず相槌を打ったり、ありきたりなミステリー映画の感想を求められ、仕方なく「面白かった」というような場合です。
また、誰かや何かのありさまが自分の理解を超えているときに、失礼にならないようにという配慮で「interesting」と形容することもあります。この場合は「peculiar」「strange」「odd」などの表現を用いて「Her way of telling a story is peculiar. (彼女の話し方は独特だ)」などと言うことができます。
そして、もし「自分の関心事ではあるが、楽しくはない」経験をしたのであれば「weird(奇妙な)」、あるいは「unpleasant(不快な)」といった表現がよりしっくりくるかもしれません。「Our trip to the beach on the rainy day was quite unpleasant.(雨の日のビーチへの旅はかなり不快だった)」といった具合です。
「interesting」の類義語をスラングで
もっとカジュアルな会話では、「interesting」に代わるスラングも沢山あります。
たとえば、「sick」「fab」「goated」は「素晴らしい」「すごい」という意味で、たとえば「That Duolingo comment on TikTok was goated(TikTokのあのDuolingoのコメント、イイね)」のように、ポジティブな「interesting」のかわりに使うのにぴったりです。
「interesting」の言い換えに興味(interest)持てた?
今度「interesting」を使いたくなったら、一呼吸して代わりに使える類義語があるかどうか、ぜひ考えて見て下さい!この記事が役に立つだけでなく、好奇心を刺激し(intriguing)、魅力的(fascinating)で、なかなか楽しく(amusing)、そして読んだらやめられない(unputdownable)ものであってほしいと、筆者は願っています!