誰かに親切にしてもらったら、もちろん嬉しいですよね? でも、その気持ちを英語で表現するには、どうすればいいのでしょうか?シンプルに「Thanks(ありがとう)」と言うこともできますが、もう少しバリエーションも増やしたいところ。ちなみに英語の「Thank」はゲルマン語を語源とし、「思い」や「感謝」を意味する単語と関連しています。

ということで今回のブログでは、英語の「Thank you」に気持ちを込める表現をたくさん、紹介します!

英語の「Thank you」の丁寧な言い方

Thank you」のバリエーションには丁寧なものからカジュアルなものまであり、何に対しお礼を言うかによっても異なります。たとえばすれ違いざまにドアを開けてくれた人に対しては、「Thanks」と言うだけでOK。でも、その行為がもっと意味のあるもの、たとえば相手が素敵な夕食を作ってくれたなどの場合には、もっと気持ちを込めて「This means a lot.(私にとって大変意味のあることです。)」と言うこともできます。そして、その料理がどれだけおいしかったかについて触れるのもいいですね😋

以下に、どちらかというとフォーマルな場面で使われる、「Thank you」の一般的な表現を紹介します。

英語での表現 日本語での直訳 どんな時に使う?
This means a lot to me これは、私にとって大変意味のあることです。 - 誰かが特別な好意で何かをしてくれたとき
- 特に意味のある贈り物をくれたりしたとき
- 物理的な贈り物である必要はなく、たとえば何かを手伝ってもらったような場合も同様
This means so much to me これは、私にとって大変意味のあることです。
I value the help (or support) you’ve given me あなたが助けてくれたこと(してくれた援助)をありがたく思います。
I can’t express my gratitude enough 私の感謝の気持ちを十分に表すことができません。
I’m (so) grateful (大変)感謝しております。
I appreciate it そのことについて感謝します。 - ストレートに感謝を表したい場合
- ちょっとした好意に対し「ありがとうございます」と言いたいときに最適
- たとえば同僚が会議後にメモを共有してくれたときなど
I appreciate you あなたに感謝します。
I am forever thankful 私は永遠に感謝し続けます。 - 非常に大きな感謝の念をずっと持ち続けるであろう、という意味の強調表現
- 特に好意に対し感激しているときに使う
- たとえば本当に困っていたときに友人が助けてくれた場合など
I will never forget your kindness (or help) あなたのご親切(援助)を一生忘れません。
I knew I could count on you あなたなら頼りにできる、と思っていました。 - 相手の助けがあなたにとってどれだけ重要であったかを強調する表現
- 引っ越しを一生懸命手伝ってくれた友人に対してなど
I’m indebted to you 私はあなたに恩があります。
I could never have done it without you あなたなしでは、私はこれをできなかったでしょう。

「Thank you」のカジュアルな言い方

上記のような「Thank you」のバリエーションはどれも申し分のないものですが、状況によってはおおげさに響くこともあります(病院の受付で「お大事に!」と言われて「恩義」を感じる必要はありませんよね!)。そこで次に、簡潔でカジュアルなバージョンの「Thank you」も見てみましょう。

英語 日本語訳 どんな時に使う?
Thanks a lot / a million / a bunch / a ton / so much! 本当にありがとう!

(a million, a bunch, a tonはそれぞれ100万、一束、1トンの意味だが、いずれも「沢山」を意味する口語的な言い回し)
- 直接的に感謝を表す
- 場面を選ばない
Many thanks! 本当にありがとう!
You’re the best! あなたって最高! 誰かが好意で何かをしてくれ、「いつかその人に好意を返さなければ」と感じている場合
I owe you! 恩に着るよ!
You’re a lifesaver! あなたは命の恩人だ!
(助かりました!)
Much obliged! 本当に感謝します。 簡潔に、しかし心を込めてお礼を言いたい場合
Appreciate it! 感謝します。
Ta! Ta muchly! 「Thanks so much!」と同じ - 英国、オーストラリア、ニュージーランドで使用される表現
- 米国では使用されない
Cheers! ありがと!

チャットで「Thank you」

感謝の伝え方のうち、最も奥ゆかしく心のこもった方法は、手書きの礼状を郵送することでしょう。この習慣は最近では珍しくなり、メールやSNSを使ってお礼を言うことも一般的になりました。チャットでは「Thanks」を縮めた「THX」という略語を使ったり、絵文字を入れたりすれば、短い文章にも気持ちを込めることができます。感謝の気持ちを伝える絵文字として人気なのは、合掌(🙏🏽)、挙手(🙌🏽)、笑顔(🤗)、そしてもちろんハート(💖❤️💜) です。

「Thank you」と言われたらどう返す?

さあこれで、「Thank you」を伝える手段には事欠きませんね。それでは「Thank you」と言われたら、どう返事しますか? フォーマルな場面では「You’re welcome(どういたしまして)」が定番ですが、 最近では「堅苦しい」「えらそう」などと思われることがあり、さらには「親切にしたんだから感謝されるのが当然」的な感じの悪い表現ととられることさえあります。


そこで使えるのが「No problem(問題ありません)」です!そして他にも選択肢は多数あります。


No worries(心配無用です)
Don’t mention it(お礼には及びません)
Sure(当然のことです)
My pleasure(こちらこそ)
Of course(当然のことです)
Anytime(いつでも言ってね)
Happy to help(お役に立ててうれしい)

読んでくれてThank you!

もっと表現力豊かに英語で「Thank you」を言いたい、と考えてくれている読者の皆さんに感謝します! You’re the best(皆さんは最高)💚