WH疑問文は、英語でしょっちゅう使うことになる疑問文のひとつです。幸い、特に覚えにくいタイプのものではなく、簡単なルールを身に付ければ、すぐにでもこれらの疑問文を使いこなせるようになります!


目次

WH疑問文とは?

WH疑問文とは、whowhatまたはwhyのような「WHワード」で始まる疑問文のことです。たとえば、

  • Who took my jacket?
    (私のジャケットを持っていったの誰?)
  • What are they eating for dinner?
    (彼らは夕食に何を食べていますか?)
  • Why was your sister not here yesterday?
    (昨日、どうしてあなたのお姉さん/妹さんはここにいなかったの?)

Yes/No疑問文が「あるコトが本当かどうか」を尋ねるだけなのに対し、WH疑問文は、「いつ」「どこで」「誰が」「なぜ」といった詳細な情報を聞き出すのに役立ちます。

英語のWHワードにはどんなものがある?

英語の主な「WHワード」は、6つです。(ただし、英語のWHワードのひとつに「WH」で始まらないものがあるので注意してください!)

WHワー⁠⁠ド 質問の対⁠⁠象
who 人や動物(ペットなど)
what モノ・コト・概念・動物(ペット以外)
where 場所・行き先・出身地
when 時間・曜日・月・年
why 理由・言い訳・原因
how 方法・やり方・様子

上記のWHワード単体に加えて、WH疑問文はhow many(例:how many books)やwhich(例:which house)を使ったフレーズで始まることもあります。

WH疑問文の作り⁠方

英語のWH疑問文では通常、WHワードの後に動詞が続きます。ただしどんな動詞を使うか、そして語順がどうなるかは、何について尋ねているかによって変わるため、WH疑問文を正しく作るには、「不足している情報」と「その情報を指すWHワード」が文の主語なのか、それ以外なのかを知る必要があります。

主語について尋ねるWH疑問文の作り⁠方

主語について尋ねるWH疑問文では、WHワード自体が疑問文の主語になります。たとえば、誰かがあなたのピザを食べたことはわかっているけれど、それが誰なのかわからない場合、WHワードを使えばそれを追求できるわけです。

💡
聞きたい情報が文の主語である場合は、通常の文で主語が来る位置(つまり文頭)にWHワードを置けば、疑問文となります。
元の文 WH疑問文
Someone ate my pizza.
(誰かが私のピザを食べた。)
➡️ Who ate my pizza?
(誰が私のピザを食べたの?)

一般的に、主語について尋ねるWH疑問文は、「WHワード+動詞+目的語やその他の要素」という形で作られます。これらの疑問文では、元の文の語順は変えず、単に主語の位置にWHワードを置けば終了です。たとえば、次のとおりです。

主語としてのWHワー⁠⁠ド 動⁠⁠詞 目的語やその他の要⁠⁠素
Who wants to eat ice cream?
🟰
Who wants to eat ice cream?(アイスクリームを食べたいのは誰?)
主語としてのWHワー⁠⁠ド 動⁠⁠詞 目的語やその他の要⁠⁠素
What is under the table?
🟰
What is under the table?(テーブルの下に何があるの?)

目的語や副詞について尋ねるWH疑問文の作り⁠方

WH疑問文では、WHワードが目的語や副詞を表す場合もあります。たとえば、「リリーが誰かに電話していることはわかっているけれど、その相手が誰かわからない」「ジュニアがどこかに隠れていることはわかっているけれど、その場所がわからない」ような場合です。このような情報についても、WHワードを使って尋ねることができます。 

元の文 WH疑問文
Lily is calling someone.
(リリーは誰かに電話している。)
➡️ Who is Lily calling?
(リリーは誰に電話しているの?)
Junior is hiding somewhere.
(ジュニアはどこかに隠れている。)
➡️ Where is Junior hiding?
(ジュニアはどこに隠れているの?)

目的語や副詞について尋ねるWH疑問文は、主語について尋ねるものとは少し形が異なります。通常、WHワードの後に疑問を表す助動詞「do」、時制の助動詞「have」、ニュアンス付加の助動詞「can, may, should」などの助動詞、またはbe動詞が来て、その後に主語が続きます。主語の後に来る単語は、疑問文で使われる動詞が何かによって異なります。


助動詞・be動詞を使ったWH疑問⁠⁠文


WH疑問文の元となる文に助動詞haswillshouldcanなど)、または be動詞iswereなど)が含まれる場合、それと同じ助動詞・be動詞を使ってWH疑問文を作ります。

元の文 WH疑問文
Lucy and Lin are going to the store.
(ルーシーとリンはお店に行くところです。)
➡️ Where are Lucy and Lin going?
(ルーシーとリンはどこへ行くのですか?)
They should come on Saturday.
(彼らは土曜日に来るはずです。)
➡️ When should they come?
(彼らはいつ来るはずですか?)
The cat was under the bed.
(猫はベッドの下にいた。)
➡️ Where was the cat?
(猫はどこにいたの?)

WH疑問文に助動詞が含まれる場合、動詞は主語の後に来ます。たとえば、 次のとおりです。

WHワー⁠⁠ド 助動⁠⁠詞 主⁠⁠語 動⁠⁠詞
What have the kids done?
🟰
What have the kids done?(子どもたちは何をしたの?)
WHワー⁠⁠ド 助動⁠⁠詞 主⁠⁠語 動⁠⁠詞
Who could they ask?
🟰
Who could they ask?(彼らは誰に頼めばいいのだろうか?)

ただし、be動詞が動詞として使われている場合は、主語の後にさらに動詞を置くことはしません。たとえば、次のようになります。

WHワー⁠⁠ド be動詞の活用⁠⁠形 主⁠⁠語
Where is your sister?
🟰
Where is your sister?(あなたの姉妹はどこにいるの?)
WHワー⁠⁠ド be動詞の活用⁠⁠形 主⁠⁠語
Who are these people?
🟰
Who are these people?(この人たちは誰?)

「助動詞do」を使ったWH疑問⁠⁠文

WH疑問文の元の文に助動詞・be動詞が含まれていない場合は、WH疑問文でも助動詞「do」を使う必要があります。


現在形でも過去形でも、WHワードの直後に「助動詞do」を置き(これは他の助動詞やbe動詞と同じです)、その後に「主語+動詞」を置くのが基本です。現在形の疑問文では「does」を三人称単数(he、she、your cousinなど)、それ以外の人称には「do」を使い、過去形の疑問文ではすべての主語に「did」を使います。たとえば、以下のとおりです。

WHワー⁠⁠ド doの活用⁠⁠形 主⁠⁠語 動⁠⁠詞
What do they want?
🟰
What do they want?(彼らは何を欲しがっているの?)
WHワー⁠⁠ド doの活用⁠⁠形 主⁠⁠語 動⁠⁠詞
Where does your cousin live?
🟰
Where does your cousin live?(あなたのいとこはどこに住んでいるの?)
WHワー⁠⁠ド doの活用⁠⁠形 主⁠⁠語 動⁠⁠詞
Who did you invite?
🟰
Who did you invite?(あなたは誰を招待したの?)

助動詞「do」を使うWH疑問文では、動詞は必ず原形になります。なぜなら、元の文で動詞が表していた時制や人称の情報は、WH疑問文では 助動詞「do」の活用によって表されるからです。 元の文では過去形だったり、三人称単数の「~s」 が付いていたりしても、WH疑問文では原形に戻してください。

元の文 WH疑問文
They want ice cream.
➡️ What do they want?
(彼らは何を欲しがっているのですか?)
Amy goes to school at 8 a.m.
➡️ When does Amy go to school?
(エイミーは何時に学校へ行くの?)
He lost his keys.
➡️ What did he lose?
(彼は何をなくしたんですか?)

(ちなみに、このパターンはYes/No疑問文でも同じです! 助動詞「do」を使う場合、主動詞はやはり原形になります。)

WH疑問文はどんな場面でも必須! 

WH疑問文は、不明な情報を明らかにするのに必要不可欠で、外国への旅行から仕事、大学の授業まで、あらゆる場面で役立ちます。言葉の順番を覚えられなければ、最初は間違えてもかまいません。どんどん使って練習すれば、すぐにスラスラと口から出るようになりますよ! 


英語のWH疑問文の例⁠文

主語について尋ねるWH疑問⁠文

  • Who can help me make dinner?
    (誰が夕食を作るのを手伝ってくれるの?)
  • What is making all that noise?
    (何があの騒音を出しているんだ?)
  • Who has never been skydiving?
    (スカイダイビングをしたことがない人はいる?)
  • What happened to these trees?
    (この木々に何が起こったのか?)
  • Who runs faster than you?
    (誰が君より早く走れるって?)

目的語や副詞について尋ねるWH疑問⁠文 

be動詞や助動詞が文に含まれる場合

  • Why is the cat hungry again?
    (その猫がまたお腹を空かせているのはなぜ?)
  • When should you receive the answer?
    (あなたが返事を受け取るのはいつになりそうですか?)
  • How can you eat so many fries?!
    (よくそんなに大量のフライドポテトを食べれるね?!)
  • Where have you been playing chess with Sarah?
    (君がサラとチェスをしていた場所は?)
  • Who are you looking for?
    (誰をお探しですか?)

動詞に「do」を付ける場合

  • Who did you give the flowers to?
    (あなたは誰に花をあげたの?)
  • What does this graph tell us about the data?
    (このグラフはデータについて何を示しているのでしょうか?)
  • Where do the employees go for lunch?
    (従業員はどこで昼食をとるのですか?)
  • When did our parents become cool?
    (私たちの両親、いつからクールになったんだろう?)
  • Why does your roommate wake up so early?
    (あなたのルームメイトはなぜそんなに早く起きるの?)