Duolingoは「ゲーム感覚」の「楽しい」学習手法で知られてきました。この2つはDuolingoメソッドの柱となる、重要な要素です。Duolingoのレッスンは単に何かを覚えるだけではなく、学習ルートに従って進みながら、愉快なキャラクターとインタラクティブにやりとりし、さらに他の学習者とつながったり競い合ったりできるようになっています。 

でも、もっとDuolingoの世界に深く没入して、自分がエディやザリやリリーになってプレイできたらいいな、と考えたことはありませんか? 

あなたがこれを想像してワクワクしたのならば、朗報です!とうとう最新のDuolingoで、それが実現します。「アドベンチャー」機能です!

この機能を使うと、Duolingoワールドへ飛び込み、リアルなストーリーの中でキャラクターと出会い、会話の練習を思う存分することができます。そう、Duolingoは新たなステージに突入したのです!

「アドベンチャー」機能とは?

「アドベンチャー」は、Duolingoの学習ルート中でビデオゲームのような体験ができる、最新の機能です。この機能を使うと、学習者はDuolingoキャラクターになってプレイすることができ、コーヒーを注文したり、食べ物を買ったり、映画館への道を尋ねたりといった、楽しく生活するのに必要なタスクをこなしていきます。ゴールを目指して進みながら、色々なシーンに入り込みおなじみのキャラクターたちと会話しながら、これまで語学レッスンで学んできたことをすべて、実践に移していくのです。画面内を動き回り、シナリオで設定されたアクションを次々とコンプリートしていきます!

シナリオの一例として、次の場面を想像してみましょう。あなたはジュニアとしてプレイしており、あなたの大好きなリリーが教科書をなくしてしまいました。さあ、教科書を見つけてあげなくちゃ!あなたはすでに、本を探すのに必要な単語やフレーズをたくさん学んでいるはずです。今度はその知識を引っ張り出し、実際に使ってみる機会です。

iPhoneの画面ショットが3つある。1つ目はDuolingoの学習ルートが示されており、そのうちの1地点に、ビデオゲームのコントローラーの絵が描いてある。そこにカーソルを置くと、「アドベンチャー:なくなった教科書」と表示され、30XPを獲得できる。次の2つの画面ショットは、アドベンチャー使用時に学習者がどのような体験をするかを示している。1つ目は3Dで描かれたゲームボードで、Duolingoのキャラクター達が公園に座っている。リリーは噴水の前のベンチに、また青い犬は花壇の近くに座り、一方、エディはバケツとシャベルを持って生け垣のそばに、ザリは片隅に立っている。もう1つの画面ショットには、エディに近づくジュニアが写っている。エディは「Salut Junior !Tu veux courir avec moi ?」と話しかけており、学習者は「Non merci. On peut manger un gâteau ?」または「Désolé, Papa. Je dois trouver le livre de Lily.」の2つの回答のうち、1つを選択できる。

現実世界を模倣したリアルな体験 

現実世界で誰かと会話をするときには、考えを言い表す言葉が見つからないことがよくあります。Duolingoワールドの道中ではさまざまな登場人物と会話しますが、そこでも同じような状況に直面します。このアドベンチャー機能では、新しい単語を手探りで学び、自然な形で身につけることができるのです。

たとえば、あなたはリリーになっていて、スーパーマーケットで買い物をしているとしましょう。手には買い物リストがあり、すべてのアイテムを入手しなければなりません。そこに「œufs(卵)」という知らない単語が出現しました。でも、周りの状況を手掛かりに推測すれば、単語の意味を突き止めることができるはずです。アドベンチャー機能では、映画のチケットを買う、美術館への行き方を尋ねるなどの身近なシナリオを通じて、脳を活発に働かせながら学ぶトレーニングができるのです。

アドベンチャー機能使用時の、スーパーマーケットを舞台にしたレッスンを説明するGIF動画。リンはパン売り場に立っている。彼女の隣は卵売り場で、数個の卵が割れて中身が床にこぼれている。リリーは通路を歩き、果物売り場で立ち止まり、フランス語で果物を意味する言葉を口にする。次に、彼女は乳製品売り場に向かって歩き、フランス語で「割れた卵」を意味する単語を言う。

どんなレベルの学習者でも、アドベンチャー機能を使うことによって言語空間に没入し、楽しくバラエティに富んだ体験を通じてスキルや自信を高めることができます。

失敗を恐れなくなる効果も

アドベンチャー機能には、学習者の間違いを指摘してくれる「没入型フィードバック」の働きが備わっています。学習者が間違った表現をしたり、言うべきことを思い出せなかったりした場合には、会話の相手は(従来の学習のように)間違いを正すのではなく、(現実の会話と同様に)言い直すように促してくれます。結局のところ、店員や空港職員はあなたの語学力を採点しているわけではありません!アドベンチャー機能中で他のキャラクターと会話するとき、もし何かの間違いがあれば、相手は「ええと...意味がよくわからないのですが...?」といった戸惑った表情をします。 

このフィードバックのおかげで、学習効率は大幅にアップするはずです。

ストーリーを自分で体験

また、Duolingoキャラクターになりきってプレイすることで、キャラクターをより深く知ることができます。アドベンチャーの回を重ねるごとに、彼らの性格や人間関係がわかってきます。

たとえば、ザリはリリーやジュニアにはカジュアルな言葉を使う一方で、ルーシーや病院の受付の人にはフォーマルな言葉づかいをします。このように相手によって言葉づかいを使い分ける能力は、スムーズなコミュニケーションになくてはならないものです。各場面中の会話は、学習者の理解と表現力を深め、学習の旅を豊かにするように設計されています。

また、アドベンチャー機能には、周囲の物からも情報を吸収できるような工夫も凝らされています。物を叩く、看板を読む、ストーリー展開に関与するなどのアクションはすべて、間違いを恐れずに学習してもらうことを狙ったもので、物語を楽しみながらトライ&エラーを重ねる中で「なるほど!」という気付きが得られるようになっています。

私たちはこの機能をリリースできたことを本当に嬉しく思っており、今後も学習者やコースにあわせて開発を続け、より機能を充実させていく予定です。では皆さん、Duolingoワールドで植物を叩き、犬をなで、電話に出て、キャラクターになった自分を思う存分遊ばせてあげてくださいね!

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