米国を初めて訪問する皆さん!広大な米国には、無数の楽しみ方があります。自由の女神のてっぺんに登ったり、カリフォルニアの波でサーフィンをしたり...でも一つ確実なことは、食事が絶対に必要になるということです🍔
米国のレストランには独特の習慣などもあり、最初は少し戸惑ってしまうかもしれません。そこで今回の記事では、米国のレストランで使う用語や知っておくべき「お作法」をまとめました。
まず始めにドリンクを注文しよう
テーブルに座ったら、まず、飲み物を決める必要があります。「tap water(水道水)」であれば、何も言わなくても「server」(この[サーバー]という名称は、ウェイター/ウェイトレスの男女を区別しない呼び方として、最近よく使われるようになってきています)が持ってきてくれることも。ただし必ずというわけではないので、持ってきてくれなければ遠慮なくお願いしましょう。米国のレストランでは水道水は無料で、ボトルに入ったミネラルウォーターがメニューにないお店もあります。
また、米国では氷が入った冷たい水を出すのが一般的です。でも、冷たすぎるのは嫌という方は「water without ice(氷なしの水)」をお願いしてみてください。通常は問題なく対応してもらえるはずです。
では水以外のものを飲みたい場合は?たいていのレストランは「soda(炭酸飲料)」(米国の一部の地域では「pop」または「soda pop」と言うこともあります)、紅茶、コーヒー、そして時にはジュースを提供しています。また、「soda」については「free refills(おかわり無料)」というレストランもよくあるので、必ずメニューをチェックし、よくわかなければ「server(サーバー)」に尋ねてみましょう。
多くのレストランでは、ビールやワインなどのアルコール飲料も提供しています。ただし、アルコール飲料を注文できるのは21歳以上の成人のみ。パスポートなどの身分証明書の提示が求められるため、忘れないようにしましょう!
次に料理を注文しよう
飲み物を頼んだら、次は「appetizer(オードブル/前菜)」。米国では、まず前菜で小腹を満たしてから、よりボリュームのある「main course(メインディッシュ/主菜)」に進む人が多いようです。ちなみにメニューには「main course」の代わりに「entree」と書かれていることもあります。他の言語で「entree」はオードブルを指すこともありますが、米国ではメインディッシュのこと。くれぐれもお間違いなく!
チップはいくら払うべき?
「tipping(チップ)」は米国での食事で最もややこしい問題の一つです!一般的には、会計金額の20%を「server(サーバー)」へのチップとして渡します。多いと思われるかもしれませんが、米国の飲食業界で働く人たちの賃金はかなり低く、彼らにとってチップは重要な収入源なのです。「server(サーバー)」がテーブルで注文を取るようなレストランでは、チップを置くのが良識ある振る舞いとされています。一方セルフサービスのカジュアルなレストランでは、気持ちや懐具合に応じて加減できるよう「tip jar(チップ入れの容器)」がレジに用意されています。またレストランの種類を問わず、クレジットカードで支払う場合には、支払い操作の途中でチップを足すことのできる画面が現れるようになっています!
レストランによっては、特に大人数の場合、あらかじめチップを含めたお勘定が提示されることもあります。よって、会計時には必ず明細を確認し、分からない点は「server(サーバー)」に確認しましょう!ちなみに「gratuity(心付け)」という項目があったら、それはチップです。
食べきれなければお持ち帰りしよう
米国のレストランでは、一皿の量がかなり大目です。余った料理を持ち帰りたければ、恥ずかしがらずに「doggy bag(ドギーバッグ/持ち帰り用の容器)」を頼んでみましょう。「doggy bag=犬用の袋」と呼ばれるのは、昔、ペットのご飯用として食べ物を持ち帰る習慣があったからです(もっとも今日では、翌日の人間のランチになることのほうが多いのですが...)。この表現の他にも「to go」や「wrapped up」という言い回しを使うこともでき、また、単に「box(箱)」をお願いします、と言うだけでも大丈夫。ただ、通常、アルコール飲料の持ち帰りは不可です。
ご当地グルメを堪能しよう!
さあこれで、レストランに安心して入ることができますね!テキサスではバーベキュー、ニューヨークではピザ、ケンタッキーではフライドチキン...ご当地グルメを思いっきり楽しんで🍽️