6月はアメリカのプライド月間にあたり、DuolingoではLGBTQIA+コミュニティをソーシャルメディアやこのブログでお祝いしています。今回のブログでは、新しいキャラクターたちの開発にどのように多様性を取り入れたか、その舞台裏をご紹介します!

がこちらを見つめているイラスト。ビーは床に座り、エディはジュニアを肩に担いで立ち、オスカーはエディの隣に立っていて、エディの手はオスカーの頭の上にぎこちなく置かれている。みんな笑顔だが、オスカーはエディの手の置き方を少し嫌がっているように見える。

新キャラクターの開発にあたり、私たちは彼らの名前、長所、短所、そして人生の目標(あるいはリンの場合は「人生の目標の欠如」)について何カ月間も議論を重ねました。しかし、私たちが絶対に必要と感じていたのは、伝統的性別にとらわれないキャラクターを加えることでした。これには2つの理由があります。

多様性とその表現の重要性

デュオリンゴの4人のキャラクター

まず、Duolingoは多様性を当たり前のこととして受け止めるべきだと深く信じています。そのため、年齢、民族的背景、性的指向の異なるあらゆるタイプのキャラクターを登場させるべきだと考えました。

2つ目の理由は、学習者の存在です。Duolingoの大きな特徴のひとつは、私たちのコンテンツを利用する学習者が、年齢も出身も実に幅広く、世界中に広がる多種多様な人口であるという点です。そして、このように幅広い学習者層を抱えているからこそ、LGBTQIA+の人々を含め、さまざまな人々の生き方を反映し応援する責任が私たちにはあるのです。

キャラクター設定は、夢や欠点だけでなく、「その人が誰を愛するか」と言う点で共感できる存在であると、より魅力的になります。私たちがストーリーを作成するときには、最初に英語で原稿を書き、その後ほかの言語に展開しますが、世界中の学習者にとって楽しく、共感しやすいコンテンツにすることを常に目指しています。これは楽しい作業であると同時に、しばしば困難を伴う挑戦です。DuolingoのLGBTQIA+キャラクターたちは、コンテンツの多様化に大いに貢献してくれています。

クィアなキャラクターたちの紹介

LGBTQIA+のDuolingoキャラクター3人、リン、オスカー、ビーのイラスト。花やミツバチ、虹に囲まれた草原におり、空は青く晴れている。ビーは草の上に横になり、ミツバチに微笑みかけながら、うっとりとした表情をしている。リンは近くであぐらをかいて座っており、オスカーは少し離れた丘の上に立っている。

私たちには、すでにおなじみのクィアなキャラクターが3人もいます。リン、ビー、そしてオスカーです。リンは女性と付き合い、ビーは男性とも女性とも付き合います。一方でオスカーは男性に惹かれます(もっとも彼は、チーズをはじめ、ほぼすべての物事に対し厳しい観察眼を持っています。男性に対しても容赦しません)。

Duolingoのキャラクターであるリンのイラスト。こちらを見て微笑みながら、手をカーディガンのポケットに突っ込んでいる。
リンは、これまで一度も時間を守ったことがなく、フルタイムの仕事に就いたこともありません。でも彼女はまったく気にしていません。というのも、ここ数年間おばあちゃんのアパートに居候しており、できることならずっとそうしていたいと思っているからです。そのおかげで、午前3時まで実話犯罪もののシリーズを観たり、午後の3時に起きてバイクでふらりと出かけたりと、気ままな生活を送っているのです。忙しいスケジュールの合間に、たまたま時間が合えば、デートをすることも。
フクロウのデュオと並んで走るデュオリンゴのキャラクター、ビーのイラスト。二人とも笑いながら両手または翼で横を指している。
一方、リンの親友であるビーは、デートや旅行、さらには一人の時間まで、1時間単位で計画を立て、すべてを手帳に書き込むたいタイプ(ストーリーの「ビーのデート」をチェックしてみてください!)。行動力があり有能な彼女は、常に新しいことに挑戦し、それがトラベルブロガーであり作家志望でもある彼女の強みとなっています。彼女の主義は、「正しいことを正しい方法でやる」こと、そして「困っている人を助ける」こと。たとえあなたが助けを必要としていないと思っていても、です。とはいえ、決して押し付けがましいわけではありません。
片手にワインボトルを持ち、もう片方の手でワイングラスを回しているDuolingoのキャラクター、オスカーのイラスト。グラスの中身を吟味している。
オスカーは高校の美術教師です。自分の天職は芸術であって教育ではないと考えることもありますが、それでも若い芸術家たちを育てるという役割を真剣に受け止めています。自由な時間はアトリエで絵を描き、自分と自分の作品が正当に評価される日を夢見る毎日を送っています。でも、アメリカーノとロングブラックの違い(どちらもコーヒー、でもお湯の割合が違う)もわからない町の人たちには、ちょっと皮肉な態度を取ることも。

Duolingoストーリーではクィア=普通

片膝をついて立っている女性にプロポーズする女性のイラスト。2人は手を取り合っており、膝をついているほうの女性が、恋人に向けてダイヤモンドの指輪を差し出している。指輪とカップルの上にはハートが浮かんでいる。

リン、ビー、オスカーが生まれる以前から、Duolingoのストーリーでは、LGBTQIA+の登場人物が活躍してきました。「The Honeymoon」「The Song」のストーリーなど、クィアの人々が特別視されることなく、ごく普通に生活している様子を描くことは、私たちにとって重要なことだったからです。

私たちは、ストーリーの作り手として、LGBTQのキャラクターがストーリー中にごく自然に登場し、特別視されることがないのが一番だと考えています。何かを当たり前のものとして定着させるには、それを当たり前のものとして提示するだけでよく、あれやこれやと説明する必要はないのです。

デュオリンゴのストーリーに登場する、タクシー運転手と、今タクシーに乗り込んだ女性との会話のスクリーンショット。女性は「カリフォルニア行きのチケットを持っているの。ええ…2枚」と言う。運転手は「カリフォルニアはとてもいいところですよ!」と言う。女性は「新婚旅行なの…」と言い、運転手は「ご主人はどこですか?」と尋ねる。女性は「夫はいないわ。とても気難しい妻がいるの!」と答える。 同じくデュオリンゴのストーリーの後半に登場する会話のスクリーンショット。会話は、先ほどタクシーに乗っていた女性と、空港に立っている別の女性とのあいだで行われている。タクシーの女性は「アマンダ?」と言い、空港の女性は「ベス!本当にごめんなさい!愛してる」と答えている。タクシーの女性は「私も愛してる」と言い、空港の女性は「一緒にカリフォルニアへ行きたい!」答え、タクシー運転手は「よい新婚旅行を!」と告げている。

だからこそ、これらのキャラクターの個性を特に強調することはしません。彼らは単に異性愛者ではないというだけで、それが彼らを定義するわけではなく、性的指向についてわざわざ語る必要もありません。それは単に、彼らのアイデンティティや物語を構成する一要素にすぎないのですから。

私たちは、コンテンツだけでなく社員や学習者においても、多様性が尊重されるべきだと考えています。クィアのキャラクターたちの活躍については、Duolingoストーリーでぜひ詳しく読んでみてください。そして、レッスンや機能の中でどのような配慮がなされているかも、時には注目してみてくださいね!