文章を書くことは、家族や友人、さらには世界中の見知らぬ人々と私たちを繋いでくれる大切なスキルです。手紙や新聞、本、グループチャットに書かれた言葉は、ずっと形として残り、後から読み返すことができます。人類は数千年にわたり多様な文字コミュニケーションを発展させてきましたが、誰もが手元でネットを使える現代において、書くことはこれまで以上に身近なものになっています!

学習中の言語で文章を書くことは、自分らしさを表現しながら、その言語のコミュニティと交流を深める絶好の機会です。じっくりと考えながら、自分の言いたいことを納得いくまで整えられるのも、文章ならではの良さですよね。また、ライティングは言語を実際に使う「実践の場」であるだけでなく、「学習そのもの」を大きく後押ししてくれるものでもあります!文章を書くことは、頭の中のイメージと新しく覚えた言葉をしっかり結びつけ、記憶の定着を促してくれます。また、毎日の暮らしの中で無理なくライティングを練習する方法もたくさんありますよ!

なぜ「書く力」を鍛えるのが重要なのか? そしてDuolingoをどのように活用できるのか、ここから詳しく解説していきます!

「読む・聞く・書く・話す」を表す画像のコラージュ。鉛筆、本、Duolingoストーリー、名札、Duolingoのレッスン画面を表示したノートパソコン、マップピン、ヘッドホン、音声ボタン、そしてDuolingoのレッスン画面を表示したスマートフォン。

Duolingoで伸ばす「書く力」

ライティングは、記憶の中から単語を引き出す最高のトレーニングです。そのため、Duolingoではレッスンをスタートしてすぐにライティングのスキルを伸ばせるように設計されています!「読む・聞く・話す」といった言語スキルは互いに深く結びついているため、書くことに慣れていくことは、他のスキルを伸ばすことにも繋がります。Duolingoのレッスンでは、単語をタップすると音声が再生されるため、スペルと発音をセットで覚えながら、「文字」と「音」の結びつきを自然と強化することができます。

他のスキルと同様に、ライティングも一歩ずつ着実にステップアップできるよう丁寧に構成されています。まずは単語や短いフレーズ、選択肢から選んで並べ替える問題からスタートし、少しずつひとりで長文を書ける状態を目指します。実は、選択肢の単語をタップして文章を作るだけでも、しっかりと「書く力」が鍛えられているのです!それでは、Duolingoでライティングを練習できる機能の一部をご紹介します。

文字の練習機能
日本語とは異なる文字体系を使う言語を学ぶ場合でもご安心ください! Duolingoには、新しい文字を識別し、使いこなせるようになるために以下のような専用ツールがあります。

Duolingoの中国語コースにある文字練習タブのスクリーンショット。画面上部に「ピンインを学ぼう!」と表示され、その下にいくつかの漢字と、青色の「ピンインを学ぼう!」ボタンが配置されている。 Duolingoの韓国語コースにある文字練習タブのスクリーンショット。画面上部に「ハングルを学ぼう!」と表示され、青色の「文字を学ぶ」ボタンの下にいくつかのハングル文字が配置されている。

「ストーリー」機能
上級レベルの「ストーリー」では、ライティングスキルをじっくりと磨く機会がたくさん用意されています。単語を正しい順番に並べ替えたり、文脈に合う単語を選んだり、さらには「ストーリー」の内容について記述式で答える問題にも挑戦できます!

英語「ストーリー」のレッスン中のスクリーンショット。Duolingoのキャラクター「ジュニア」の横に空欄入りの吹き出しがあり、その下に5つの単語タイルが並んでいる。 英語「ストーリー」のレッスン中のスクリーンショット。それぞれ1単語ずつ空欄がある2つの英文が並んで表示されており、その下に選択肢として6つの単語タイルが並んでいる。 英語「ストーリー」のレッスン中のスクリーンショット。「英語で答えてください」という指示文、それに続く英語の質問、そして回答を入力するテキストボックスが表示されている。

新出単語のトレーニング
「トレーニングルーム」では、これまでに学習したすべての単語と意味の組み合わせをまとめて復習することができます。


Duolingoの「トレーニングルーム」タブのスクリーンショット。「ビデオ通話」「間違えた問題」「単語」など、複数の練習メニューが表示されている。

フラッシュカード
ライティングに必要なのは、その場で適切な単語を思い出す力です。「フラッシュカード」は瞬発力を養うのに役立ちます。この練習では、訳語を声に出して回答しますが、声を出せない環境や気分ではない場合は、代わりにキーボードで入力することも可能です!


フラッシュカード練習のスクリーンショット。カードには「東」という文字が表示されており、その下には答えを声に出して発声するボタン、カードをスキップするボタン、スピーキング問題をスキップするボタンが並んでいる。

タイピング問題
レッスンの中には、聞き取った音声をタイピングで起こしたり、訳語を入力したりする問題があります。単語力やスペリングを身につけるための効果的なトレーニングです!


レッスン中のスクリーンショット。「翻訳を完成させてください」という指示とともに、Duolingoキャラクターのオスカーの横に「カードか小切手で支払えます。」という日本語の吹き出しが表示されている。彼の下には、1単語が空欄になった英語の不完全な訳文が表示されている。

ライティングのしくみ

ライティングは、スピーキングと同じ「アウトプット型」のスキルです。自発的に言葉を生み出す必要があるため、プレッシャーを感じやすいものでもあります!しかし、相手に直接話しかけるスピーキングとは違って、ライティングなら「何をどう伝えたいか」をじっくり考える時間があります。後から読み返して修正できるのも利点です。時間的な焦りを感じることなく、リラックスしてアウトプットに慣れていけるので、素晴らしい訓練になります。

目当ての単語がなかなか出てこないのは、母国語でもよくあることですよね。言語学では、言葉を記憶から引き出す行為を「検索(リトリーバル)」と呼びます。学習中の言語で単語を探すときは、その言語で知っている言葉だけでなく、より使い慣れた母国語などの知識も引っ張り出しながら探さなければならないため、さらに大変に感じられます。

しかし、私たちの脳は、こうした複数の言語をバランスよく扱えるようにできています。そして練習を重ねるほどに瞬発力は養われていきます。この「検索」の力を鍛える一番の練習法こそが、ライティングなのです!


開いた青い封筒のイラスト。中には文字が書かれた1枚の白い紙が入っている。

どの言語で文章を書くときも、基本的な脳の使い方は同じです。一方で、言語や文化によって書き方のルールには大きな違いがあります!例えば、英語やスペイン語は左から右へ書きますが、アラビア語やヘブライ語のように右から左へ書く言語もあります。そのため、アラビア語の本は、私たちが普段見慣れている横書きの書籍感覚でいう「裏表紙」側からページをめくっていくことになります!また、日本語や中国語の「漢字」のように、文字そのものが意味を表す表意文字も、世界的にはとてもユニークな特徴です。

ライティング練習のヒント

言語学習の効果を最大限に高めるために、毎日の生活にライティング練習を取り入れる方法をいくつかご紹介します!

  • 買い物リストなど、日常で使う単語やフレーズを学習中の言語で書いてみましょう。
  • スマホやパソコンに、学習中の言語のキーボードをインストールしてみましょう。文字配置に慣れることで、メッセージの送信やタイピングを直感的に行えるようになります。
  • 学習中の言語の掲示板サイトに参加して、実際の日常会話で使われている単語やフレーズを知って使ってみましょう。
  • スマホの言語設定を、学習中の言語に変更してみましょう!
  • その言語で本(児童書もおすすめです!)を読んだり、映画を観たり、音楽を聴いたりしてみましょう。知らなかった単語のリストを作り、文章を書くときにその単語を取り入れてみましょう。

はじめのうちは、すでに知っている言葉や表現だけを使って書いてみましょう。ライティング練習はプレッシャーのない環境で脳を鍛えられるので、より瞬発力の必要なスピーキングの場面に備えることができます。まずはコースで学んだ単語や文をそのまま使うことからスタートしてみましょう。特に、自分の目的に合った、使えそうな表現を選ぶのがコツです。そこからは、短くシンプルな文をつなげて自分の力で書く練習へステップアップしていきましょう。長年使い慣れた日本語のように、最初から細やかな表現を目指す必要はありません。たとえば、まだ過去形を習っていないなら、まずは現在形だけで文を作ってみましょう。

上級者の方は、ライティングを活用して学習中の言語コミュニティと関わってみましょう。オンラインでも、身の回りでその言語を話す人がいれば、友達になってみるのもおすすめです! また、学習中の言語で日記をつけてみるのもおすすめです。今日の予定(未来形の練習)や、今日あった出来事(過去形の練習)など、毎日少なくとも1文、できれば1段落以上書いてみましょう! そして、日記は親しい友人のようなものです。間違いを気にすることもありませんし、どんな個人的なことでも自由に書いて大丈夫ですよ!

さっそく、書いてみましょう!

さまざまな言語スキルを組み合わせることが、コミュニケーション力の向上に繋がります。さっそくライティングの練習に取り掛かってみましょう!その他「読む・話す・聞く」の練習のヒントもぜひチェックしてみてくださいね!