新年に「今年は新しいスキルを身に着けるぞ!」と心に誓った人は多いと思います。学習するのが言語でも楽器でも、いまどき、学習ツールはインターネットから簡単に入手できます。ただし学習ツールをどれだけ使いこなすかによって、結果は大きく変わります。

今回のブログでは、どんなスキルの習得にも使える、学習を成功させるための秘訣をご紹介します!

目標を小さく分割する

「学習」と聞いて気が重くなる方もいらっしゃるでしょうが、数週間ごとに小規模で現実的な目標を設定するという方法であれば、気楽に取り組むことができます。つまり1年後の自分の姿を想像するのではなく、今月末までに達成できそうな目標を考え、その月が終わったら翌月の新しい目標を設定するのです。

小さな目標をコツコツとクリアしていくことで、学習がどれだけ進んだかを定期的に評価することができ、また、必要に応じて目標を調整することもできます。学習するのが言語であればDuolingoアプリのセクションやユニットを利用して短期目標を設定したり、自分の好きなことに結びつけた目標を立てたりするのも一案です(  たとえば「今月は、テイラー・スウィフトの曲の中から単語を5つ覚えるぞ!」などはどうでしょうか?)。

やる気が続く工夫をする

新しいスキルを習得するには、とにかく時間が必要です(コロナ禍でパン作りに目覚めた人は多いと思いますが、初めから完ぺきにパン種を発酵できた人はいないのでは?)。何かを初めて学ぶ場合は、色々な困難にぶつかるスタートの時期にやる気を維持することが重要です。特に大人は「初めてのことは不器用にしかできない」ということすら、忘れがちですからね!

やる気を維持するには、お互いに支えあえる仲間を見つけ、「ごほうび」を設定してみましょう友達と(またはオンライン上のコミュニティで)競い合ったり、学習の連続記録目標を立てたり、目標管理をしてくれるパートナーを見つけたりするなど、自分に合った方法を探してみてください。

集中できる環境を作る

学習時間を有効に使うには、脳が必要なことだけに集中できるよう、何らかの工夫をする必要があります。生活空間(オフィス、地下鉄、カフェなど)には気が散るものが多くあり、集中力を維持するのは至難の技です。脳が目の前の課題を最優先してくれるよう、戦略的に学習に集中できる環境を整え、習慣づけを行いましょう。携帯電話のアプリや通知機能を活用して学習スケジュールを管理するのも良い方法です!

反復練習をする

数学の基本であれ英語の人称代名詞であれ、新しい知識を頭に定着させるには、その情報に繰り返し触れて、何回も練習する必要があります。大人にとってはもどかしく感じるかもしれませんが、間違えること、そして情報に繰り返し触れることは、脳の長期記憶形成に不可欠な要素です。というのも、学習とは、脳の中で既知の情報と新しい情報が「結びつく」ことであり、この「結びつき」は、その情報を思い出したり使ったりするたびに再形成され、これを繰り返すことによって強化されていくからです。

脳の学習プロセスは、情報の「一気食い」を避け練習時間を分散させることで、うまく働くようになります。これは脳に限らず、筋肉に動きを覚えさせる場合も同様で、新しいスキルをしっかりと記憶し強化するには、少しずつ長期にわたって身につける方が効率が良いのです!

学んだスキルはどんどん使う

大人の学習者は、間違いを恐れたり、恥ずかしいと感じたりするがために、新しいスキルを実際に使ってみる機会を失いがちです。でも、せっかくの宝を持ち腐れにしないでください!いつも机に向かって勉強している人も、時には、新しいスキルを日常生活に取り入れてみましょう。たとえば語学学習者であれば、学習中の言語で音楽を聴いたりテレビや映画を見たりするのもおすすめです。自分がどれだけのことを学んだかを実感し、また自分に足りないのはどんな知識かを認識する良い機会となるので、モチベーションもますます向上しますよ!

自分に合ったツールを選んで、今日から始めよう!

お正月に立てた「今年の目標」、順調にスタートできていますか?たとえちょっと遅れ気味でも、適切な教材と戦略があれば、まだ間に合います。もし今年の目標が数学、音楽または言語ならば、科学的裏付けのあるDuolingoメソッドのコースを、ぜひ今日から始めてくださいね!