*¡Felicidades! Mazel tov! Auguri!* (おめでとう!)語学学習の旅へようこそ!語学学習で最も難しいことの一つは、習得までの長い道のりに耐え、学習を継続することです。第一言語と同じようにスラスラと話せるようになるには何年もかかりますが、その一方で、良いニュースもあります。何か月か続ければ、緊張せずに取り組めるようになり、さらにはちょっとした会話のできるレベルになることも期待できるということです!

今回の記事では、英語を学習する場合に、どの程度の期間でどれだけの上達が予想されるかをまとめてみました。

語学の目標をどのように立てるか

これまでもブログでお伝えしてきたことをもう一度繰り返したいと思います。そもそも、会話するだけであれば「流暢になる」必要はありません!会話自体は、初心者でも、中級者でも、上級者でもできるのですから。そうではなく、自分の目標を達成するためにはどの習熟度が必要かを考えましょう。習熟度はしばしば「A1」「A2」「B1」「B2」「C1」「C2」という名称で表されますが、これは「ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)」で規定され国際基準となっているレベルを指し、Duolingoもこれをコース開発の指針としています。そして、多くの学習者は、初級のレベルA1とA2が対象とする語彙と文法の多さにびっくりします!

目標達成までの期間を設定する場合は、次の事項も考慮しましょう。

  • 学習にどれだけの時間を費やすか。語学学習には、継続的な学習習慣を築くことが大切です。たまに思い出して勉強するのではなく、少しずつ、長期間にわたって続けることが必要です。
  • あなたの母国語にどれだけ似ているか。学習中の言語が母国語と似ていれば、意味を推測できる単語が多かったり、文法にも共通する点が多くあったりします。ただし、だからといってすべてが簡単になるわけではないのでご注意を!
  • 何を目標とするか。B1やB2のような高めの習熟度を目指すのであれば、当然、「A1の上」を目指すよりもずっと時間がかかることを忘れずに!
  • どれだけその言語を使えるか。学習中の言語を使う機会が多いほど、より早く、より多くのことを学ぶことができます。よって、言語をどれだけ自分の生活習慣の中に取り入れられるかが鍵となります!その言語で映画やテレビを見たり、自分のプレイリストを作ったり携帯電話の言語を切り替えたり、ビデオゲームを使って学習したりするのも良い方法です。
  • 他の言語も知っているかどうか。もともと知っている言語や、すでに慣れ親しんでいる言語が多ければ多いほど、新しい言語を学ぶのは容易になります。なぜなら、脳が新しい文法パターンや音に適応しやすくなっており、さらには色々な異なった方法で考えを言い表すことにも慣れているからです。

英語の場合の学習達成目標(マイルストーン)

Duolingoで学習する場合、コースはセクションに分かれています。セクション1「はじまりの森」から始まり、セクション2「陽だまりの丘」、セクション3「水辺の秘境」などに進みます。

CEFRに準拠したDuolingoのコース(もちろん日本語話者のための英語学習コースもそうです)の内容は、以下の通りです。

Duolingoコースのマイルストーン CEFRのレベル このレベルでできることの例
セクション2「陽だまりの丘」終了 A1 ゆっくり、はっきりと話してもらえれば、物がどこにあるかについての説明がわかる。

看板、見出し、メニューなどを見て、その中の知っている単語や言い回しを認識できる。

短い簡単な表現を使って、計画を立てられる。
セクション4「氷雪の渓谷」終了 A2 博物館や市内観光のような型にはまった場所や行事で、基本的な情報を理解できる。

身近な話題、場所、計画について、意見や好みを述べることができる。

テレビやラジオのニュースの基本的な内容やテーマを、自分の言葉で説明できる。

過去の出来事や活動について話すことができる。
セクション6「神秘の洞窟」終了 B1 良く知っているテーマであれば、専門家の発表や講義についていくことができる。

映画やテレビ番組の大部分を理解できる。

個人的な経験や興味、それについて感じたことを詳しく説明できる。

情報を求めたり、イベントを計画したり、活動について説明したりするために、適切な口調で(丁寧語や砕けた表現を使いわけて)Eメールを書くことができる。
セクション8「海底の幻都」終了 B2 全く知らない、またはよく知らないトピックを含め、幅広いトピックに関する台本や台本のない番組を理解する。

証拠、例、詳細に基づいた複雑な議論を展開できる。

問題を分析し、解決策を提案する詳しいレポートを書くことができる。

旅行したり、外国にいる友達や親戚とのおしゃべりを楽しむことが目的であれば、A1レベルの語学力でも十分です。その国に住んだり、勉強したり、働いたりするのであれば、B2レベルに達していることが望ましく、より多くの時間を語学学習に費やす必要があります。

英語を習得するには、どのくらい時間がかかる?

先ほども述べたように、すべてはあなたの目標と学習にどれだけの時間を割けるかによります!一般的には、学習期間よりも、コースをどこまで完了し、それがCEFRのどのレベルに相当するかを見ることによって、自分のレベルを推定するほうが良いでしょう。なぜなら、ある人が2か月で学習できることが、別の人には6か月かかることもあるからです!

以下は学習の進み方の例です。計画の参考にしてみてください。

はじめの1か月
1か月の継続学習で、私はドイツ語のセクション2のはじめまで到達し、ちょうどA1の初期にあたる習熟度にありました。よく使われる挨拶やその受け答えはできるようになり、看板や標識、メニュー、そして他の人の会話の立ち聞きで👀、多くの単語を認識できるようになりました。ドイツ語の知識が色々なシーンで役に立つことに本当に驚きましたが、一方、会話は全くダメでした...質問ができたとしても、その返事はほとんど理解できませんでした😅

6か月後
イタリア旅行を控えて約6か月間、イタリア語を学習し、セクション3まで進みました。私のイタリア語はA1レベルの実力だったとはいえ、看板やメニューを読んだり、ホテルのスタッフやタクシーの運転手と話したり、イタリアのウェブサイトで予約をしたり、たくさんのイタリア人と会話をしたりと、大活躍でした!もちろん言い表せないことや理解できないこともたくさんありましたが、それでも大抵、こちらの意図を伝えることはできました。スペイン語や、他のロマンス語をいくつか勉強していたことも役に立ちました。

1年後
1年間一貫して真剣に勉強すれば、セクション4まで終了でき、これによってA2レベルの終わり(大学の4学期分の学習量に相当します)に達することができます。このレベルの文法が使えるとより複雑な思考を表現したり、ストーリーを語ったりすることができ、語彙はより幅広いニーズに対応します。学習者は言語をより広く深く理解しているため、Duolingoポッドキャスト音楽映画を使って実践に移し、さらに自分なりの練習方法を工夫することが特に重要となります!

時間はあなたの味方です!

語学学習をどこまでやるかは、その人次第。何を目標とし、どのくらいの時間を学習に費やすかは、あなたが決めて良いのです!Duolingoを使って、時間を無理なく有効に活用し、学習を長く続けてくださいね💪